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誰のための放送倫理?『BRC判断基準2008』

BPO(放送倫理番組向上機構)のホームページをのぞいたら、「『BRC判断基準2008』 発刊」(2008年6月5日)というお知らせがあった。
1997年5月の発足以来、26事案35件の決定のなかで示された判断基準100余項目を取材、編集、放送、権利侵害等のカテゴリーごとに整理したもので、2005年発行の同冊子に40項目追加されたほか、「新たに『政治評論の自由』、『バラエティー番組における名誉毀損』、『ラ・テ欄表記と放送倫理』などの判断基準が盛り込まれたほか、『隠しカメラ・隠しマイク使用の許容範囲』や『肖像権侵害と違法性の阻却』についても、より多くの事例が示されている。『放送倫理違反などを指摘された事案』についても整理して、その判断基準を列挙した」そうだ(同ホームページより)。また、放送法等の法規や最高裁判例なども参考資料として追記してあるとのことで、近年の放送倫理をめぐる動向を概観できる有用な資料であるに違いない。

BPO加盟各社(つまり放送局)や放送関係者に配布し、放送研究者や一般視聴者からの購入希望にも応じると明記されていたが、購入方法が示されていない。
しかたがないので、電話で問い合わせてみた。
「現金書留で、実費(冊子代金)600円+送料290円=890円を、住所・氏名・連絡先等を書いてBPO宛に送ってください」。また、「送付先は……ホームページですとわかりにくいのですが、組織図の下のほうに小さく住所があります」とのこと。おまけに使用目的まで尋ねられた。

なんとも一般の視聴者が入手するのを阻むような「お知らせ」だ。
光市事件や道路特定財源報道に関する自民党の検証要請など、BPOの発表に関してはいつも「誰のための放送倫理なのか」を考えさせられる。「おためごかし(=実は人のためにするように見せかけて、実は自分の利益を図ること)」といわれても仕方ないだろう。この場合の自分とは、加盟各社、つまり放送業界全体だ。
BPOホームページから、pdfファイルをダウンロードできるようにすれば、外注・下請けプロダクションなど、番組製作に関わる人々の末端にも「放送倫理」が徹底する一助となるだろう。また冊子のまま販売したいなら、amazonの「e託販売サービス」などを通じて販売できるはずだ。
いずれにせよ、一般視聴者に届く情報発信を願いたいものだ。

「報道とメディアを考える会」では、一人でも多くの一般視聴者が、放送倫理がどんな判断基準にあるのかを知って欲しいと考え、おせっかいながら、下記に申し込み法を掲載してみた。
ちなみにBPO(放送倫理・番組向上機構)」の目的は、「放送による言論・表現の自由を確保しながら、視聴者の基本的人権を擁護するため、放送への苦情や放送倫理上の問題に対して、自主的に、独立した第三者の立場から迅速・的確に対応し、正確な放送と放送倫理の高揚に寄与すること」(同ホームページ)だ。また「BRC」はBPO内の委員会で、「放送と人権等権利に関する委員会」の略称。

[『BRC判断基準2008』の購入方法]
★申し込み方法
現金書留に冊子代金600円(1冊)と送料290円の合計890円を封入し、表書きに「BRC判断基準 購入希望」と連絡先を明記のうえ申し込み。
★送付先
〒102-0094 千代田区紀尾井町1-1 千代田放送会館
BPO(放送倫理番組向上機構)
Tel.03-5212-7333
http://www.bpo.gr.jp/index.html

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